会津人の
もの
づくり
深い山々に囲まれる会津地域は、冬になると雪に閉ざされ外界との交流が困難となります。夏には、冬にむけて食べものの備蓄をし、酒や漬物などの発酵文化が盛んとなりました。
冬の間は、農作業道具や家の手入れに精を出しました。そのため、会津の人々は手先が器用と言われています。東北人特有の我慢強さも手伝って、華やかではないものの、使う人の心に寄り添った丈夫で長持ちする物を丹精込めて作る、ものづくりの心が育まれたのです。