天保3年
1832年
創業。初代鈴木屋喜兵衛、
藩主松平家の御用商人として漆器業開業。
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嘉永年間
1848〜55年
二代目鈴木屋喜兵衛、会津藩主松平家より
松竹梅暖簾および硯箱を拝領する。
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明治3年
1872年
布令により鈴木善九郎(初代)と改名し、
二代目、三代目ともに会津漆器問屋として
塗物組合の世話人を務める。
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明治10年
1879年
漆器の海外輸出へ着手し、会津漆器全体の
輸出売り上げの4割を占めるほどとなる。
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明治後期
1900年ごろ
四代目鈴木善九郎(先々代)、
家業の復興に努め旧鈴善工業の礎を築く。
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大正年間
1912〜25年
漆製品として普及していなかった
衣桁の生産を始める。木工工程の機械化による製造を開発し量産に着手。
漆器と衣桁の二事業へ展開。
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大正10年
1921年
上野松坂屋にて漆器取引を開始。
デパートに漆器売り場が出現したのは
全国の先駆けである。
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昭和6〜8年
1931〜33年
東京支店、名古屋支店、
大阪支店、札幌支店の開設。
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昭和10年
1935年
プラスチックの一種である
ベークライトに着目し、開発のために
パーマライト株式会社を設立し
合成樹脂の研究開発を進める。
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昭和12年
1937年
終戦に至る間、軍需木工品製造に転換、
従業員500名を数える。
木製飛行機の試作をする。
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昭和19年
1944年
政府の戦時企業整備令により
パーマライト株式会社が
中央合成樹脂工業株式会社に合併。
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昭和20年
1945年
鈴善工業株式会社改組。
終戦により組織を改める。
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昭和47年
1972年
本社および工場新築、新木工機械の設置、
伝統的な木工技術を生かし、
けやき木工芸品の製造に着手。
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昭和55年
1980年
会津若松市大町三の町に「髹の辻」オープン。
漆器用品や資料の保存、作品の展示のために
漆資料館、ギャラリーを新設する。
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昭和58年
1983年
「髹の辻」第一回福島県建築文化賞を受賞。
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昭和63年
1990年
鈴善DCブランド
『ヒロココシノ妖しの漆し』を発表。
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平成元年
1991年
会津塗りタンス製造をスタートする。
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平成12年
2000年
鈴善グループによる経営の多角化、
観光レジャー産業に参入。
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平成30年
2018年
鈴善株式会社改組。卸業から離れる。
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令和元年
2019年
歴史ある建造物を開放し、
『会津塗伝承館』
をオープンさせる。